2012-01-14 (土)
クローン病
クローン病の症状が進行すると、腸管合併症を引き起こす場合があります。腸管合併症には、腸管からの大量出血や腸管の狭窄・閉塞、穿孔、がんなどがあげられます。出血は、炎症がひどくなり、粘膜が深くえぐられてむき出しになった血管が傷つけられた場合や、潰瘍が治った後にできる大きな塊、炎症性のポリープからおこるということが考えられます。
出血量が多い場合、ショック症状を起こしたり、貧血を起こす場合があります。狭窄・閉塞は、炎症が長期間にわたって続いた場合や、寛解・再燃をくりかえしているうちに生じることのある症状です。また、炎症性のポリープが原因になる場合もあります。腸管が狭くなる現象を狭窄、腸管が閉じてしまう現象を閉塞と呼びます。穿孔は、炎症が悪化して腸に孔が開く場合です。
炎症が長期間続くことによって、がんができてしまう場合もあります。腸内合併症を起こすと、内科的な治療だけでなく、手術など外科的な処置を行わなければならなくなる場合がほとんどです。クローン病は、手術率が高い病気でもあります。


