ねんきん定期便と厚生年金基金〜定期便から基金の記録を読み取ろう。
3月に60歳になるAさんのところへ年金請求書が送られてきましたが、どう考えても年金額が少ないのです。しかし記録に間違いはありません。ところが昨日、妻がこんなことを言いました。「企業年金に加入していた人は企業年金からも年金を受け取れるんだって。あなたもそうではないの?」確かに昔、勤めていた会社で企業年金のことを聞いたことがあります。しかし、すでにその企業は倒産しています。どうやって調べたらよいのでしょうか?
さて、企業年金といっても、その種類はいろいろありますが、ねんきん定期便で確認できるのは厚生年金基金だけで、その他の企業年金は、企業などへ問い合わせるしか方法はありません。
その厚生年金基金については、初年度に届いた定期便ですべての記録が書いてあるものを見ると分かります。直近1年分しか記載のないねんきん定期便ではわかりません。厚生年金基金加入期間とかっこ書きで基金加入月数が書いてあります。加入期間があれば基金から年金を受け取れるということになります。会社が倒産していても厚生年金基金の資産は企業年金連合会へ移管されてお金は残っています。もし、基金そのものが解散したとしても、一時金で受け取っていなければお金は残っています。
定期便に基金加入期間と記載があれば、まずは企業年金連合会等に電話で問い合わせてみましょう。住所変更などの手続きが必要であれば案内してもらえますし、年金請求の書類も送ってもらえます。手続きには年金手帳の写しや住民票などが必要ですので、あらかじめ、確認しておきます。請求書とともに郵送すれば手続きは完了します。
ところで、50歳以上の人の定期便に書いてある年金見込み額には基金からの年金は入っていないので、基金加入者は企業年金連合会と年金事務所の両方に確認を入れましょう。
さて、老齢厚生年金は、原則25年の加入期間等がなければ受け取ることができませんが
基金からの年金は受け取れるのであきらめないでください。厚生年金基金に加入していたことを知らないという人はとても多いのです。現在の勤め先で基金に加入している人は、会社からの案内もあるでしょうが、問題は、やめてしまった会社で基金に加入していた人です。加入していた基金がなくなっていても、受け取れるお金は残っているので、年金記録に「基金加入期間」とあれば必ず確認してみましょう。
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