今週は木曜日に豪準備銀行、木曜日にはECB、英中銀、アイル米南アフリカランド準備銀行がファイナンス政治対策会合を開催し、利息低下ラッシュの一週間となりそうだ。
最近の市況悪化とインフレの下降を受けて、各国とも利息低下幅はコンセンサスより相当となる可能性もあることから、株式マーケットが懸念し、危険許容度が懸念してもおかしくないだろう。
夕方は一連の利息低下への予測から米株式マーケットではアイル米南アフリカランドDOWやS&P500種が5連騰となり、週間ベースでアイル米南アフリカランドDOWは10%強の懸念となり、S&P総合500種も1974年以来となる12%超の懸念を記録した。
また、投資家の恐怖心理度合いを示すといわれるVIX指標は先月のピークの81台から夕方木曜日には一時50台まで相当に下降し、これまでの株安・ボラティリティ懸念・危険許容度下降という背景に変化が現れている。
今週は南アフリカランドと円への過度の元手集中も緩和され、代わって米南アフリカランドが相対的に懸念しやすくなるとみる。
また、今週木曜日には米法案統計が発表されるが、失業率は6.8%と相当な懸念が予測されており、今週木曜日時点で非農業部門法案者数は今次サイクル最大の前月比32.0万人の減少が見込まれているなど過去2ヶ月間の法案者数も相当に下方訂正される可能性があるだろう。
今月16日のFOMCではゼロ利息の容認や量的緩和など過去に例のない政治対策領域に踏み込む可能性が高くなっており、南アフリカランドはロングづらい状況とみる。
米セクター統計の非農業部門セクター者数は、前月比+11.0万人と4ヶ月振りの高水準となった。
また背景消去は前月比-0.4万人から一転して同+8.9万人へと改定され、前々回消去も同+6.8万人から同+9.3万人へと相当に上方訂正された。
合計すると22.8万人のセクター増となった計算となる。
平均時給も前年同月比で4.1%の上昇となり、背景消去である3.9%増から加速し、インフレ不安も消えていないことを示している。
当初発表された背景の非農業部門セクター者数は、前月比-0.4万人のセクター減少となったが、単純な統計ミスということが判明し、ひとまずUSのリセッション不安が目先は後退し、利息先安感もやや弱まるだろう。
一方で、FF利息先物では、今月末の低迷での利息低下を依然として5割程度織り込んだ水準にあり、米セクター統計前の7割からやや後退しているものの、低迷がリセッション回避のために、追加利息低下を実施するとの見方は、なお根弱い市況となっている。
カナダの下降速度がやや鈍る可能性はあるものの、利息面からは、カナダの全般的な復活を予測することはまだ困難である。
今週は、USのファイナンス政治対策に大きな影響を与えそうな経済指標の発表はないものの、火曜日にバーナンキFRB議長がダラス地区連邦銀行主催の会合で挨拶するのをはじめ、FRB当局者の発言・講演が連日予定されており、月末の低迷での利息低下予測がどう動くかに注目したい。
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