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ご挨拶

初秋の頃、皆様方にはご健勝でお過ごしのことお喜び申し上げます。

さて、101日より「サイエンス映像研究センター」が関西学院大学研究推進社会連携機構内に開設され、5年間の活動がスタートしました。サイエンスとは自然科学と社会科学の両領域からなると考え、また、科学は人類が解き明かしてきた宇宙や地球の摂理と人や動物の行動心理を生活の中に伝承していく方法=文化として結実したものと考えます。このように科学と文化は対峙するものではなく、一体的なものとして人間主導の文明発展に影響を与えてきました。

2002年に関西学院大学総合政策学部にメディア情報学科が開設されたのを機に映像番組制作の演習授業を始め、その1期生が現在大学院修士課程2年目になりました。この間、学生・大学院生たちが約50本にも及ぶサイエンス番組を制作・公開してまいりました。この教育課程の中で培った若き才能が花咲く頃に、偶然にもポストYouTube時代といわれるネット放送局の始まりと時機を同じくすることになりました。

折しも、日本科学技術ジャーナリスト会議のホームページ(http://www.jastj.jp/)を制作する機会に誕生したサイエンス映像共有センター「サイエンス・オアシス」(http://science-oasis.tv/)は、この5年間にわたる演習授業の成果が結実したものであります。今後は、当研究センターも研究・実践成果はここを発信局に映像番組を発表していきます。

開設に当たり、当研究センターの構成メンバーを下記にご紹介させて頂きます。

センター長   畑 祥雄  (関西学院大学総合政策学部メディア情報学科教授)

副センター長  井垣 伸子 (関西学院大学総合政策学部メディア情報学科教授)

研究員    Yuri Tijerino(関西学院大学総合政策学部メディア情報学科准教授)

研究員    奥野 卓司 (関西学院大学社会学部教授)

研究員    金子 忠昭 (関西学院大学理工学部教授) 

客員研究員   林 勝彦(東京工科大学教授/元NHKスペシャル「驚異の小宇宙・人体」プロデューサー)客員研究員   有田 泰子  (NPO法人彩都メディア図書館TP部門ディレクター)

 スタッフ    泉山由典  (関西学院大学大学院総合政策研究科M2生)

 スタッフ    藤本真一  (関西学院大学大学院総合政策研究科M1生)

 スタッフ    竹上貴之 (関西学院大学総合政策学部4年生)

また、当研究センターの設立目的は、最先端の学術研究の映像化、映像表現技術の研鑚、教育映像へのリメイク、「サイエンス映像学会」(20084月発足・養老孟司会長、http://svsnet.jp)の西日本での研究拠点をめざし、ネット放送局「サイエンス・オアシス」への参加、学術・文化映像のインターンシップ制度を活用した受託制作(高品質・早い・安い)による実践活動などです。いわゆる広義なサイエンス映像に関してのシンクプロダクションの役割を当研究センターが担いたく、今後ともご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。また、共同研究・実践活動への参加をお待ち申し上げます。

(なお、1111日には当研究センター開設の公開シンポジウムを梅田キャンパスで開催予定です。詳細は改めてお知らせします。

669-1337 兵庫県三田市学園2丁目1番地 関西学院大学総合政策学部畑実習研究室内  http://svrnet.jp

  

サイエンス映像研究センター

センター長 畑 祥雄

hata@ksc.kwansei.ac.jp




 


 


 


 


 


 


 



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2007-09-10 (月)

千里アーカイブス

hata@ksc..kwansei.ac.jpあとがき

 

千里アーカイブスステーション(SAS)の5年間の活動と入れ替わるように訪れたポストYouTube時代が今後どう展開していくのか多くの人々が関心を持っている。現在の主な投稿サイトは  約30サイトを越え、1年前のYouTube単独時代の風当たりの強さや違法説は、現在では徐々に声が小さくなってきている。

このような、ネット世界の大きな様変わりの中で千里アーカイブスステーション(SAS)は幕を閉じようとしている。期限付きのプロジェクトではなかったが全国に展開する活動へと脱皮できなかったのだから、当然の区切りとして受け止めなければならない。

今は、SASが残した財産が何であるのかを静かに考える時である。5年前、サイエンス映像の分野は東京ではマージナル(周辺)な領域であった。当時、IT産業はWebマーケティングの   世界やゲーム・アニメのベンチャー起業化が乱舞、そして放送と通信業界のM&Aにフィーバーしていた。このような熱狂から離れた関西で情報産業へのアプローチとして隙間にあったサイエンス映像に夢を託し制作拠点化へのアプローチが始まった。

その理由には、関西の映像産業が斜陽になりプロの技法を持つ人々の仕事がなくなる中で人材育成に活路を見出そうとした背景もあった。また、これまで分業制が当たり前の映像制作に一人で何役もこなすマルチ制作スタイルが機材・設備のデジタル化とダウインサイジング化により  可能になったことも大きく影響した。

マルチ制作スタイルとは、ひとつの制作ラボの中で一人のディクリエイター(ディレクターとクリエイターを一人でこなす)が、「シナリオ制作・ビデオ撮影・デジタル編集・CG制作・サウンド作曲・Webデザイン・ネット配信」までをこなす制作方法である。この方法により、娯楽映像のような10万本単位のキラーコンテンツが登場しなくても、息長く活用できるサイエンス映像には高品質だが制作費のローコスト化が求められていた。

この点では、SASの映像番組と教育教材の計54本の成果コンテンツは成熟したサイエンスアーカイブスになったが、インターネットを活用した配信の新たらしい方法が確立できないまま5年が経過、2006年のYouTubeなどの無料の投稿サイトの出現により、有料配信をめざしていたSASのネット放送局は展開案をまとめられずに解散の決定に至った

しかし、この5年間にサイエンス映像制作の若い才能の発掘と育成に尽力して頂いた元NHKスペシャル「驚異の小宇宙・人体」の林勝彦プロデューサーの励ましがないとマルチ制作スタイルは確立できなかった。林さんはサイエンス映像界の黒澤明といわれるほど海外のテレビ番組の賞を多数受賞している。そして、関西での動きに連動して東京でもサイエンス映像の上げ潮の 機運を盛り上げてこられた。

9月には林さんが理事を務める「日本科学技術ジャーナリスト会議(JASTJ)」がホームページを刷新(http://jastj.jp/)、SAS用に開発していたサイエンス映像の投稿サイトをJASTJが引継ぎ稼動を始めた。また、林さんが提唱された「サイエンス映像学会(SVS)」は養老孟司東大   名誉教授が会長に就任予定で、12月には東京大学で設立シンポジウムを開く。また、関西学院大学にも私が所長に就任する「サイエンス映像研究センター」が10月からスタートする。   さらに、宝塚市には、かって宝塚映画のスタジオがあったことや手塚治虫記念館の手塚漫画は サイエンスの眼差しが根底にあることから、宝塚青年会議所が中心になりサイエンス映像の国際シンポジウムを開くことを計画している。

このように、時代は確実にサイエンス映像を中心にした情報文化産業の勃興が時流になってきた。千里アーカイブスステーション(SAS)の5年間のリードオフの役目があればこそ近未来への確実な潮流を創り出すことができた。このSAS設立趣旨に賛同をして頂いた発起人、法人企業、個人会員、理事会、事務局などの皆様の先駆的な奮闘に改めて御礼を申し上げたい。

本当に5年間の活動を支えて下さりありがとうございました。「千里アーカイブスステーションD N A 」は確実に日本全国に引き継がれました。

 

 

 

 

 

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JASTJ巻頭言

「科学ジャーナリストが教育界に架ける橋」

教育は誰にでもどの家族にも等しく関係する分野であるが、これまで教師という専門家にまかせがちであった。特に理系の分野では最先端の科学技術を正確に小学校・中学校などの教師に伝える方法もなく、一部の熱心な教師が新聞・テレビ・書籍から独学で仕入れた文字・図形・映像などの情報を手造りで副読本化して子どもたちに伝えていく。一方、子どもたちはゲームの中でサイエンス・フィクションとして断片的な科学情報をスピード感あふれるCG・アニメを駆使したハイテク映像で疑似科学情報を体得していく。これでは竹やりと最新鋭ミサイルの競争であり感動を伴う科学教育は無理であろう。 

映像大国といわれプロが使うビデオカメラはすべて日本製という圧倒的なシェアを持つ我が国であるが教育現場の映像化は実に貧困である。因果は不確かだがバーチャル映像に浸かり現実世界との区別がつかない最近の少年犯罪の増加は何を警告しているのか。もし、ゲームの豊かな表現技法を使った楽しくワクワクと学べる映像教材が学校の教師の手に届けば、教師への信頼感も増し理科好きな子どもが増えるだろう。

しかし、ほとんどの学校にブロードバンドの回線がつながり環境整備はできているという反論もある。確かに鍵のかかった視聴覚教室だけにはネット回線がつながるが、多くの教室のテレビモニターとはつながっていない。これまでの教育政策はハード優先であり、学校で視聴できる映像教材などソフトの充実は大きく遅れている。

このような現状を踏まえての提案は、科学ジャーナリストには最先端科学者と学校の教師をつなぐ役割が期待されていると仮説を立てる。もちろん科学ジャーナリストには最先端科学を監視・検証する大切な役割があることは前提であり、これまでも新聞・雑誌で子ども向け記事としてアプローチはされてきたが、ジャーナリストと現場の教師の協力関係をより親密なものにしていくことが社会の潜在的な期待であると感じる。

このたび、JASTJのホームページを大きくリニューアルしたが、公開性が高く投稿者や他機関などと協働で創り上げていく愛称「サイエンス・オアシス」はジャーナリストと学校の教師が出会える広場であればと願っている。また、独自事業の「サイエンス図書館・書評センター」はジャーナリストが贈る科学本の百科事典に発展、「サイエンス・オアシス・テレビ」(SO-TV)は映像教材チャンネルとなり、インターネットから学校の各教室で使えるようになれば教育環境は大きく変わる。さらに、学校の先生や子どもたちから感動した観察映像がこの「SO-TV」に届き、他の学校の先生がその映像を使い授業をする。同時に科学の質問をブログに集め、それに科学ジャーナリストが答えていく。もともとジャーナリストと教師は正義感と向上心の志が似ているように思えるが、これまでは出会える機会や場が少なかったのではないか。JASTJが先導する「サイエンス・オアシス」が教育界への架け橋になればと願っている。

               

                                                              日本科学技術ジャーナリスト会議 理事 畑 祥雄

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2007-09-04 (火)

リンク

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【プロデュース作品】

千里アーカイブスステーション


IMIスクール総合映像コース総合監督

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2007-09-04 (火)

写真家畑祥雄

【代表作】


「背番号のない青春」

裏方の高校野球のヒューマンドキュメンタリー


「西風のコロンブスたち」

若き現代美術家たちの肖像


「HANAKO-改良ニワトリの一生」

改良ニワトリの一生を写したシリアスドキュメンタリー




【受賞歴】


86年 第3回「咲くやこの花賞」受賞。

93年 ロッテルダム・フォト・ビエンナーレに個展招待。

94年 京都国際映画祭ハイビジョンフェスタでグランプリ受賞。




元成安造形大学写真クラス教授。

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2007-09-04 (火)

畑祥雄の関連活動

  • 彩都メディア図書館との関連ポータル
    NPO法人 彩都メディア図書館
    写真をはじめとして映像・美術・デザイン・サウンドなどの資料を収集し
    公開している専門図書館
    IMIスクール
    映像、サウンド、WEB/デザイン、アートの4分野を横断的に学べる映像講座
    写真表現大学
    初心者から作家志望の方まで幅広く学べる写真講座
    デジタルサウンド講座
    「トータルプロデュース力」を身に付ける、あたらしいDTM講座
    写真集のための製本講座
    手製本による本格的な作品集づくりを目指すための製本講座
    新しい「オーディオビジュアル図書館学」講座

by 畑祥雄 at 17:03 │comment (0)TrackBack (0)

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2007-09-04 (火)

畑祥雄プロフィール

畑 祥雄

NPO法人彩都メディア図書館 館長

写真家・日本写真家協会会員

写真展覧会ディレクター、映像プロデューサー

元 成安造形大学写真クラス教授

現 関西学院大学総合政策学部メディア情報学科教授(映像制作担当)

日本科学技術ジャーナリスト会議 理事

京都国際映画祭ハイビジョンフェスタで監督作品がグランプリ受賞

第3回 ロッテルダムフォトビエンナーレ個展招待

第3回 咲くやこの花賞(大阪市新人作家賞)受賞

IMIスクール総合映像コース総合監督

「背番号のない青春」―裏方の高校野球のヒューマンドキュメンタリー

HANAKO」―改良ニワトリの一生を写したシリアスドキュメンタリー

「西風のコロンブスたち」―若き現代作家たちの肖像

写真表現大学 初代講座ディレクター、写真カリキュラムの創造

毎日新聞文化欄で写真評論を連載

美術手帖などで写真と文で取材する美術ジャーナリスト

成安造形大学・写真表現大学などで後進の写真家ディレクターなどを多数育成する

サイエンス映像学会 理事・事務局長

関西学院大学サイエンス映像研究センター 所長

ユージン・アイリーン/スミス「水俣」、東松照明「桜」、山沢栄子「アブストラクト」などの展覧会ディレクター

by 畑祥雄 at 16:06 │comment (0)TrackBack (0)

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2007-09-03 (月)

JASTJとは

JASTJホームページ


科学を伝えたいあなたに
技術の動向を探り、現場の姿を広めたいあなたに
科学や技術に対する人々の関心をかき立てたいあなたに
隠されがちな問題点を突き止め、広く知らせたいあなたに
書くこと、映像を制作すること、企画編集すること、
展示することに関心を持つあなたに
科学ジャーナリストを養成する塾も始めました
世界の科学ジャーナリストらと連携を深めつつ
研鑚しよう。待っています!あなたの参加を



日本科学技術ジャーナリスト会議(Japanese Association of Science & Technology Journalists (JASTJ))は、科学技術ジャーナリズムの向上、発展のために、会員間や会員とニュース・ソースの交流を促進し、ジャーナリストやコミュニケーターと しての資質・見識を高めることを目指すとともに、会員相互の親睦をはかることを目的として運営されています。
会員は随時募集しておりますので、是非事務局にご連絡下さい。


日本科学技術ジャーナリスト会議 事務局
佐藤 年緒
hello@jastj.jp



募集要項ダウンロード>>

[目的]
科学技術ジャーナリズムの向上、発展のために、会員間や会員とニュース・ソースとの交流を促進し、ジャーナリストやコミュニケーターとしての実力を高めることを目指すとともに、会員相互の親睦をはかります

[会員]
正会員:ジャーナリスト、ライター、編集者、広報担当者、コミュニケーションに携わる科学者・技術者・研究者・学芸員・教育関係者・産業人・行政官・市民ら。
賛助会員:目的に賛同し、事業に協力、賛助しようとする企業・法人・団体・個人。正会員と同じ事業や活動に参加できます。

[会費]
年会費:正会員(個人)1万2000円
賛助会員(団体は2人登録可能)12万円(一口)
振込先:みずほ銀行虎ノ門支店 (普通) 1826458
名義 日本科学技術ジャーナリスト会議
郵便口座振替 00120−5−369724
名義 JASTJ

問い合せ・申し込み先
〒107-0061 東京都港区北青山3-5-12青山クリスタルビル7Fジェイ・ピーアール内
日本科学技術ジャーナリスト会議事務局まで
電話/FAX:03-5414-1002
Mail:hello@jastj.jp


入会希望者は以下の点を記入して送信ください。返信連絡をします。
1)会員の選択    正会員か、賛助会員か
2)氏名(ふりがな)または団体名(ふりがな) 団体の場合は、担当者名(2名)
3)肩書き / 所属団体と部署
4)連絡先(郵便物を送付する先、自宅か勤務先かの区別)
住所 / 電話 / ファクス / E-Mail
5)行事の案内は、 E-Mailで可能か。またファクスで可能かどうか。
6)これまでの関係した仕事内容や関心などを簡単に。

以上。

by 畑祥雄 at 18:01 │comment (0)TrackBack (0)

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