●膣カンジダ症 病態
カンジダは真菌というものの一種です。真菌とはいわゆるカビの仲間です。カンジダは7−10人に1人の女性の膣の中にふつうに存在しています。また膣以外にも皮膚、口の中、腸などにも存在しています。
通常はなにも悪さをしません。しかし、膣の中のラクトバチルスが減ってしまうような状況(抗生物質を使用した後など)や体が弱っている状態(糖尿病、ステロイドの薬を服用中、妊娠中など)ではカンジダが増加して悪さをします。
普段膣の中にカンジダがいない人でも、皮膚や腸などから膣に入り込んで来ることもあります。性交などでうつることもありますが、その確立は6%とほどとかなり低く、処女の人でもかかることがあります。
●男性の症状●
男性は、性器にカンジダ菌を保有していても症状がほとんど出ません。
包茎、糖尿病、ステロイド剤の投与などが原因で、症状が出ることもあります。
主な症状
亀頭のかゆみやただれ
亀頭が赤くなり白いカスが出る
亀頭に小さな水泡 (亀頭包皮炎参照)
まれに尿道炎を起こす
風邪、疲労、ストレスなどで免疫力が低下したり、ステロイド剤、抗生物質の濫用や妊娠などで症状が出ることがあります。再発を繰り返す場合もあります。
なお、治療に時間がかかる場合もありますが、免疫力の低下を防ぐための健康的な生活を心がけて、通気性の悪い下着やきついガードル、ジーンズなどを避け、カンジダ菌の生息しにくい環境をつくることも大切です。
●治療方法
イミダゾール系抗真菌剤の膣錠(エンペシド、エルシド、フロリード、アデスタン、オキナゾールなど)を使用します。かゆみの中心は外側(外陰部)であることも多く、通常、真菌剤塗り薬を併用します。